
明治43年から始まった大曲の花火。
花火師達の甲子園とも言われ、花火師達の渾身の作を見ようと訪れる観光客は今では、60万人とも言われております。
大曲花火競技会を陰で支えているスタッフの一人 小西安太郎さん(大曲)に伺った。

「だい○○ごぉ〜」
大会当日打ち上がる花火の呼び出し?紹介?をするのが小西さんの役割。
きっかけとなったのは、雨で大会延期になり、プロのアナウンサーの都合が付かない年があり、当時商工会の役員をしていた小西さんに白羽の矢が立ったのだそうです。
現在は男性3名女性2名で花火を盛り上げる役に徹しているそうです。
小西さんの発声練習の場所は、車の中や風呂場で練習をしているそうで、「当日声が嗄れてはうまくない、花火師達が懸命に作った作品の紹介に声枯れでは申し訳ないし、その作品を台無しにしてしまうので、体調管理に十分注意している」と小西さんは言う。
大会当日は、午後二時頃から打ち上げ場所の近くのテントに仲間五人で集まり、役割,タイムスケジュールなどの確認をして、ヘルメットをかぶり本番に備えるのだそうです。
昔と比べて変わった点は、創造花火に音楽が付いた事と、お客さんの人数だそうで、地元花火師達の技術、腕前は今では日本トップクラスのレベルにまで達しており、地域の活性化にも繋がっている事は、大会を支えてきて大変喜ばしく思う。と小西さんは語ってくれた。
大会当日は、桟敷席より対岸の小西さん達の「だい○○ごぉ〜」の紹介を聞きながら今年平成17年の花火を楽しみたい。
今年大曲の花火は、平成17年8月27日に開催されます。
小西 安太郎さん(大曲在住)
カネトク卸総合センター株式会社 代表取締役
1932年6月20日生まれ