西木町西明寺の街道から田沢湖へ。

西木町西明寺の名産の栗。栗の木には立派な実がイガにつつまれ、収穫まで、あと少しというところまで来ていた。

街道の脇にある田んぼでは、稲刈りも始まっており、黄金色の絨毯が所々で刈られる姿も見られ、田んぼのかたわらで休憩中、昼飯のおにぎりをほおばる姿なども見られた。実りの秋とは言え、移り行く四季の姿に、だんだん寒くなって行く事を思えば、どこか寂しさも感じた。

田沢湖畔を一望できる、潟前山森林公園に登ってみた。爽やかな風が流れていた。湖面はわずかに波打ち、きれいな青色の水をたたえており、水面には秋田駒ケ岳を写しこんでいた。周囲20キロ、深さ423メートルの湖は、そこにある伝説(田沢湖伝説)を思い出させてくれ、もしかしたら、湖にはまだ竜がいるんじゃないか?と思わせる雰囲気もあった。
湖の西側にある、金色の辰子像の周りには多くの観光客が訪れていた。

湖のほとりで何やら騒ぐ子供達、ウグイにえさを与えていた。大量のウグイがえさをもらいに湖面を踊る姿に騒いでいた。
以前、田沢湖は電力開発のため、強酸性の水が流し込まれ魚の住めない湖となった時期もあったが、今では中和されてウグイなどの姿を見かけることが出来る。電力開発以前は、クニマスも見られたと言うが、今では幻の魚となっている。
新市、仙北市となった(角館町、西木町、田沢湖)どの地区も観光地としての知名度と人気は高い。