11月12日(土曜日)大仙市立大曲中央公民館にて、大曲農業高等学校吹奏楽部の定期演奏会が行われました。

平成17年11月27日仙北市角館町の武道館にて、武心会実戦空手道(師範)湯澤浩一氏による荒行40人組手が行われた。
館内は黒帯を締めた弟子たちが、ウォーミングアップをしており、館内の緊張感漂う雰囲気は、こちらにまで伝わってきていた。
弟子とはいえ、皆黒帯を絞めたつわものたちを40人連続での組手。なぜ荒行をするのか?「選手時代は男として強くなりたい、世界大会で戦ってみたいと稽古に精進していたが、武心会を立ち上げ、教え子たちにはいつも諦めずに前へ進み挑戦、戦い続けることが大事と教えているが、口だけでは尊敬もされないであろう、口で偉そうな事を述べるだけでは?実践して見せなければならないと思い挑戦することとなった。」と湯澤氏は話した。
組手前に弟の湯澤 満さんに伺った。「兄であり師範である為心境は複雑です。相手に対して力を抜いたりしたら失礼にあたるので真正面から真剣に戦います。」と話してくれた。組手が始まる頃館内は多くのファンが駆けつけていた。
「押忍」の礼で一人二人と組手が続く。

20人目を終える頃には、床には汗が落ち危険な為汗拭きの作業が素早く行われた。
師範はどうか、多少息の乱れは感じられたが、まだまだしっかりしており,集中力はまだ続いていた。

後半に入り何度も、厳しい場面に追い込まれる師範、弟子たちの声援が館内に響き渡り、気力で前に進む姿、すさまじい突きや蹴りにボロボロになりながらも前へ出る。攻撃を受けるものの、ふらつきもしないで前へ出る姿により一層のエールが館内に響き渡った。

湯澤氏の一番弟子として組手相手をした田川 悟さんは、「元チャンピオンと本気で戦えて光栄に思っている。全力で戦いました。」と話してくれた。(弟)湯澤 満さんは「迫力と気迫には、驚かされた。」と話てくれた。
荒行40人組手を終えた師範湯澤氏は最後に「今日の荒行の為に体作りをして来ていたが、20人までは何とか足も手も出た、基本を大切に戦ったが後半に進むにつれて、ただ膝を床に付けない様に気力で戦った。腕に違和感があり、どうやらヒビが入っただろうと話した。」
並大抵の気持ちでは出来ない、師範の戦う姿を初めて見た弟子も多かった事と思う。弟子たちは、今回の荒行を見て、投げ出さず、最後まで戦う事、最後までやり抜く事の大事さや、難しさを感じたに違いない。

師範の湯澤氏はこれからも、空手を通じ、心と精神の修行、勇気と気力を弟子達に教えていく事だろう。